一週間のご無沙汰でした。
予想ネット編集部のスターゲイザー、鮭です。
さて今回は「『星座占いに出てこない星座』といえば?」です。
なんか回りくどい言い回しですが、12星座占いの星座以外の…ってことです。
「黄道十二星座」って言い方が難しいかな?と思いまして。
いちおう「13星座占い」なんていうのもひところ話題になったので、
「へびつかい座」は対象外ということにさせていただきましたが。
さて、今回はサクッといきましょうか。「ねこ座」をピックアップします。
なんか妙に大勢の方から投稿があったんですよ。いぬ座は少なかったのに。
干支で猫年は無いけど、星座には……って無いんですよ、ねこ座。
まあ、いぬ座も無いんですけどね。おおいぬ座とこいぬ座はありますが。
しかし猫なんて身近な動物なのにどうしてないんだろう?と思うんですが、
正確に言うと、今は無いんですよ、ねこ座は。つまり昔はあったんです。
でも、国際天文学連合が1922年の総会で88の星座を定めた時に漏れたんです。
ただ、ネコ科の動物をモチーフにした星座はいくつかあります。
代表的なのがしし座ですよね。占いでもおなじみ、黄道十二星座のひとつ。
ヘラクレスに倒された「ネメアの獅子」という怪物がモデルとされています。
星座って、けっこうギリシア神話がモデルになっていて、
亡くなった人や動物を哀れんで神様が星座にしたみたいなのが多いですよね。
ヘラクレスとかペルセウスとか、半分以上は神話から来てると思います。
ただ、しし座はそうですけど、他の「ネコ科星座」、ちょっと違うんですよ。
まずは「こじし座」。しし座と北斗七星の間にある小さな星座なんですが、
別にしし座のモデルのネメアの獅子の子ライオンってわけでもないんですよ。
しし座は2世紀にプトレマイオスが定めた48星座のうちの一つなんですが、
こじし座はポーランドの天文学者ヘヴェリウスが作った星座なんですね。
17世紀の後半って言いますから、1500年くらいあとの話。神話も無し!
恐らくしし座の隣だし、こじし座で…って感じじゃないんですかね?
で、そのこじし座のすぐ隣にやまねこ座っていうのがあるんですよ。
この星座も17世紀にヘヴェリウスが作ったとされてるんですが、
4つの主要な星が曲線になってる感じで、全然山猫っぽくないんです。
実はこのやまねこ座、光が弱い星が多いんですよ。
一番明るい星が3.14等星で、肉眼では全体的によく見えないんだそうですよ。
で、これを見るには山猫の様な目が必要だ…という事で、名付けられた、と。
世が世なら、サンコンさんが星座になってたかもしれませんよ、これ。
ちなみに小さな星がたくさんあるのがその様に見えるということで、
「とら座」という別名もあったんだそうですが。やっぱりネコ科ですね。
そして最後に今は亡き「ねこ座」に話を戻そうと思うんですが、
ねこ座は1800年頃にフランスの天文学者ジェローム・ラランドが作ったもの。
当時は「ウラノグラフィア」という星図にも載ってたらしいですが、
現在の88星座には選ばれることはありませんでした。
で、当時どういう理由でこの「ねこ座」が作られたのかというと、
単にラランドが猫が好きだったから。ただそれだけの理由。
そんな理由で作っていいの?ビールジョッキ座とか作りますよ、僕。
また、猫嫌いのヴォルテールに猫が星座になってないのを罵られ続けたから、
という話もある様ですが、よくわからないドイツ語の文献しかなくて、
ちょっとはっきりとしたウラは取れませんでした。
ちなみにラランドは「ねこ座」を作った感想を、こう語っているそうです。
「今まで星空はずっと僕をうんざりさせてきたけど、今はちょっと嬉しい」
ねこ座はうみへび座とポンプ座の近くにあるんだそうです。
どちらも春の星座ですし、今時分、南の空に見えているんじゃないですかね?
どれがねこ座なのかはよくわからないんですけれども、
南の夜空を「猫がいるんだな」と思って見てみるのも素敵かもしれません。
そういうことで、そろそろお時間ですので、今週は失礼いたします。
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